『新章 神様のカルテ』夏川草介
はいどうもどうも。
第5回目となりました。
🍼!書評コーナー!🍼
(絵文字に深い意味はありません)
今回読んだのは映画化もしてある「神様のカルテ」の新章です!
ほんと久しぶりに読んだ!!
前回読んだのはいつやろう?
そもそも前作の「神様のカルテ 0」が出たのは4年前の2015年らしく、しかもそれは読んでないので、、、
恐らく高校のときなので5、6年も前になるかと、、、
登場人物、ストーリーともに余りにもうろ覚えやったけど新章読み始めたら結構すぐ思い出したし、
(神様のカルテはヒューマン小説の中でも好きな本やったし、医療の話は個人的に興味深いため)
新章ということもあって、舞台はガラリと変わって大学病院へ。
だから読んでて「あれ、これどういう流れでこうなったんやっけ??」みたいな理解し辛さはさほどなかった。
作者の夏川草介さんは読書好きの現役消化器内科医師らしい。
そのためか作中でも医療での専門的用語や病理についての説明が多く登場してくる。そういう類のものが大好物の私にとって、テンション上がることこの上ない本である。
いやまあそんな私の性癖はさておき、、
今回も安定で面白かった!!!
大学病院という理不尽と矛盾と不条理が渦巻いている現場でも、自分の信念を曲げずに患者に向き合う姿勢に変わらず胸を打たれた。
「真面目とはね、真剣勝負という意味だよ」
真面目は損をするという言葉を時折耳にすることがあるけど、
真剣に向き合っているからこそ分かることや出来ることも沢山あると思う。
真剣勝負していたときが自分にもあっただろうか、、、
後この主人公の会話中での独特な言い回しも私的に好みである。
夏目漱石を敬愛しており、語彙力が富んでいるためか皮肉なども中々スパイスが効いている。
見ていて痛快である。笑
とてもオススメの1冊。
続編早く出ないかしら。。